Onyx Boox C67ML Carta2で実施したパフォーマンス改善

IMG_20170704_0001055
1年以上前の製品ではありますが、電子書籍リーダーのOnyx Boox C67ML Carta2を購入しました。
CPUはデュアルコアになりましたが、RAMは相変わらず512MB。その他全体的なスペックは5年以上遅れています。
なのであれこれチューニングしてみよう、というのが本記事の趣旨です。
低スペックのチューニング方法は昔から変わっておらず、Booxシリーズに限った話はほとんどありません。
最近はそこまでスペックが酷いのは無いですから当たり前ですね…。

root権限

チューニングではほぼ必須であろうroot権限の取得です。
ありがたいことに、既存ツールを改修してsuperuserで取得してくれるようにしてくれた方がいたので使用させてもらいます。

ただ、ページに載っているOneDriveのツールへのリンクが古いようなので新しいリンクを貼ります -> こちら


SDカードI/O改善

使用SDカードがclass 10以上は不要らしいですので最近のであれば実施不要かと思います。


Google play SD Speed Increase
SD Speed Increase制作: Diego Stamigni
評価: 4.2 / 5段階中
価格: 無料 (2017/7/3 時点)

SD Speed Increase でキャッシュを書き換えます。推奨は2048MBです。
※実機は黒い部分がより見辛いので注意

1

swap作成

Kindleを立ち上げていると、急に重くなったりします(Full GCが走っている?)

free
                      total      used     free    shared    buffers    cached
              Mem:   461000    427412    33588         0       7320    121532
-/+ buffers/cache:   298560    162440
状況を見ると、OS起動直後はメモリはほぼ空きがなくカツカツです。
512MBでは心もとないのでswapを作ることにします。

swapの作成は二通りあり、パーティションを自分で作るかアプリでさくっとswapファイルを作るかです。
今回は後者の方法を取るのでSwapperをインストールします。

Google play Swapper & Tools
Swapper & ToolsDevLab Technologies
評価: 4.1 / 5段階中
価格: 無料 (2017/7/3 時点)

2
起動するとswapファイルを作成するパス、そしてサイズやパラメータの設定が出来ます。
swapを使う事自体あまりいいことではないので、生成先は速度を考えて内部ストレージの方がいいです。容量に余裕がなければSDカード上にしましょう。
サイズはとりあえず512MB分を作成。
swappinessはswapの使用頻度を指すLinuxカーネルの設定です。0であれば実メモリを使い切るまでswapを使わなくなりますが、なぜか固まってしまったため、とりあえず60のままにしました。

free
                      total      used      free    shared    buffers    cached
               Mem:  461000    427412     33588         0       7320    121532
 -/+ buffers/cache:  298560    162440
              Swap:  523864         0    523864
設定すると一番下にswap領域が作られます。


Kindle起動直後

free
                      total      used      free    shared    buffers    cached
               Mem:  461000    446380     14620         0       1640     94612
 -/+ buffers/cache:  350128    110872
              Swap:  523864     42484    481380
swapのusedが増えました。元々起動が遅かったということもあって、swapに書き込んでた感じはあまりしなかったです。

本(マンガ)を開いた後

free
                      total      used      free    shared    buffers    cached
               Mem:  461000    441432     19568         0       2652     75976
 -/+ buffers/cache:  362804     98196
              Swap:  523864     60232    463632
さらにswapを使っています。やはり実メモリが残っているのが勿体ないですね。


Xposed

導入方法はこちらでまとめています。

4
モジュールは「xKindleMod」を入れます。電子ペーパー用のカスタマイズもあったりするのでおすすめです。

総括

rootは必須な内容ですが、逆にいえばシステムをいじるレベルにならないと改善は難しいです。
書いていることは目新しいことがないので低スペックなりにいじって頑張っていたAndroidの頃を思い出しました。
でも、スペックがあればここまでする必要はないわけで…
電子書籍端末は電子ペーパーがメインなのは分かりますが、もう少しどうにかならないものか…。





共有ボタン



Previous
Next Post »