
Androidを搭載し、ディスプレイが電子ペーパーとなっている端末「Onyx BOOX T68」をレビューします。
過去にAndroidをベースとした端末はありましが、これは標準でGoogle Playに対応しているため、Androidタブレットのように使うことができます。
スペック
- OS:Android4.04(Ice Cream Sandwich)
- ディスプレイ:6.8インチ電子ペーパー(1440×1080)+フロントライト
- SoC:Freescale i.MX(Cortex A9)@1.0GHz
- RAM:512MB
- 内蔵ストレージ:4GB
- 通信:Wifi(802.11b/g/n)、Bluetooth4.0 LE
- 大きさ:194.2 x 132 x 8.8mm
- 重さ:236g
- バッテリー:1700mAh
- 入出力:MicroUSB、MicroSD(32GBまで)、3.5mmステレオジャック
- その他:Google Play標準対応
開封

パッケージ。

T68にはT68MLといった様々なバージョンがあるとのことですが、
こちらはMLではない様です。

開封。中身はシンプルに端末とMicroUSBケーブル、解説書のみです。
ハードウェア

本体のサイズは物理ボタンがあるため縦長です。

材質はプラチスックで安っぽいです。
ただし、質感はマットなので滑り落とす心配は無さそう。

背面もまたシンプル。材質は表と同じです。

右側には電子書籍アプリ用に前/次ページボタンがあります。
標準のを使用しない限りは使うことはないでしょう。

左側にはAndroidでお馴染みのメニュー、戻るボタンがあります。

下部に3.5mmステレオジャック、MicroSDカード、MicroUSB、電源ボタンがあります。

Kindle Paperwhite(2012)と。
まだ持ち運びできる大きさかなと思います。
ソフトウェア

ホームのデフォルトはOnyxのホームランチャーが起動します。
ちなみに、フロントライトは最初からオンになっています。

アプリ一覧にはOnyxの電子書籍アプリの他、Androidでもよく見る標準アプリやGoogle Playがあります。
ナビゲーションキー、通知は上部にありますが、通知表示は上からスワイプして出すタイプではありませんでした。
表示の仕方を見る限り、内部的にはタブレットUIになっているのだと思います。

スペックにも書きましたが、Androidのバージョンは4.04(Ice Cream Sandwich)です。
2.3を載せるよりはマシなんですが、古いバージョンではあるので一部アプリには対応しないでしょう。

言語設定には日本語が選択できます。
本当にそのままAndroidを載せてくれているみたいです。これはありがたい。

Google Playを起動。
ディスプレイは電子ペーパーなので、スクロール等の動きがある処理には弱いです。
環境を整えるためにアプリをインストールするだけでもストレスが溜まります。
良い点
- ハックの必要がなく、標準でGoogle Playに対応
- KindleやKoboをインストールし、自炊ユーザはサードアプリで対応可能。
- これで夢の汎用電子書籍端末が誕生
- ディスプレイの解像度が高い
微妙な点
- 低スペック
- Androidとしては動作がよくない
- 電子ペーパーなのでスクロールに弱い
- 電子書籍アプリ側の設定でページ移動のアニメーションは無しを推奨
- Wifiが急にオフになる
- バッテリーを意識した仕様とみられるが、Androidでこれをやられるとイラっとくる。
- 誤タッチが多い
- いつもより少し上を意識してタップしないとずれる。アップデート待ちでしょうね
汎用性があるので、専用端末がイヤだと言う人にはおすすめです。
ちなみに、Onyxの公式ショップから購入が出来ますし、直接国際配送ができます。
[製品ページ]
OnyxBooxT68 【並行輸入品】
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